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チットモッシェ近くのバス停“足湯あんべ湯”から乗って約30分、温海地域の里山で「日本でココだけ!」に2つも出逢える場所があるんです。ここではガイドブックには載っていない、美しい日本のローカルカルチャーや風景に出逢える“福栄エリア”を紹介します。

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FUKUEI AREA

秘密の旅コース

ガイドブックにない秘密の旅
「いけばきっとスキになる」
しな織センター

材料は木の皮!?

​縄文薫る“しな織”にふれる

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木綿が普及するまで、日本人は何を着ていたのでしょうか。代表的な古代の繊維として思い浮かぶのは麻ですが、温海地域の最奥、関川地区ではシナノキから繊維を抽出して糸を紡ぐ“しな織”が今も継承されています。羽越しな布とも呼ばれ、経済産業省が指定する伝統的工芸品232品目の1つ。日本でこの一帯だけに伝わる貴重な織物なんです。

目的地の関川しな織センターに着けば、ふだん聞き慣れない「ダンダンダン」と手織りの音。まるで昔話の世界に迷い込んだような気分になります。

“しな織のコースター作り体験”は予約なしで体験できるのでおすすめです。事前にしな織のDVDを見せてもらえば理解が深まり、愛情たっぷりのコースターに仕上がります。

ムラ散策

​“ムラぶら”で発見と偶然を楽しむ

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関川しな織センターを出たら、ムラ散策をするのもいいでしょう。35世帯ほどの小さなムラなので30分も歩けば1周できます。雪深いところならではの風景を探すのが面白いです。時期によってはシナノキの皮剥ぎ、皮干し、川で洗う場面にも出逢えるかもしれません。

ムラのどこかに“ハート型の田んぼ”があるんだとか。気になる方は探してくださいね。

まやのやかた

日本でココだけ!?

​“幻のそば”を食べに行く

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小腹が空いてきたら隣の集落に移動。バスで5分“越沢停留所”で降ります。そこから少し歩けば“まやのやかた”というそば処に到着です。越沢(こえさわ)地区では近年、在来作物の“越沢三角そば”が確認されました。在来作物とはその土地だけに古くから伝わる作物のことです。つまり、このそばは日本で唯一、越沢でしか食べられないとっても貴重なそばということになります。

気になるお味はというと、、、「ナッツのように香り豊かで深い味!」優れた食味に魅了されます。季節の天ぷら、小鉢、地元銘菓の笹巻きがついて税込1,200円とお値段も産地ならでは。福栄グルメにはマストな存在です。

キラリ

福栄スイーツNo.1

“とちの実”ソフトクリーム

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「とちの実って何ですか?」とよく聞かれますが、見た目は完全に栗の親分。栗を大きくした感じです。温海地域に自生している“トチノキ”という木に秋になると実ります。森からの恵みで縄文時代から大切な食料でしたが、処理がとっても大変。木の実のなかでも“アク”が特に強く、直接食べることができません。木灰を使ってアク抜きするなど、途方もない手間をかけた後にやっと食べることができるんです。

そんなとちの実をふんだんに練り込んだ、ソフトクリームを食べたくありませんか?風味豊かで優しい味の森のスイーツは“農家レストラン キラリ”で食べることができます。お値段は税込300円。車移動であれば立ち寄りたいスポットです。

温海川ダム

気軽にいける絶景ポイント

​“もふもふのオーム”に逢いにいこう

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車移動の方に訪れてほしい場所がもう1つあります。“農家レストラン キラリ”からあつみ温泉に向かう途中にある“温海川ダム”です。この場所は四季折々の森の風景が楽しめる絶景ポイント。特におすすめなのが秋で、黄色、オレンジ、赤色に変化した落葉広葉樹が広がる山々を望むことができます。「ジブリ映画にでてくるオームがいる!?」と噂の山があるんだとか。ぜひ探してみてくださいね。秋は「もふもふ」しているそうです。

色彩豊かな森。水面に反射する風景にアクセントを加えるように横切る水鳥。風や雲の動きで秒で変化する景色が、癒しのアップデートを叶えます。

 

いかがだったでしょうか。福栄エリアは森の魅力がたっぷりでしたね。ガイドブックでは紹介することがない㊙ディープスポットですが、「いけばきっとスキになる」そんな場所です。

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